【完】君しかいらない
俺にはないところ…だよな。


いつも、周りには無関心そうに見せてても、結構引きずる…。


小中のわかりやすいところは苦手ではあるけど、


…少し、羨ましくも思う。






「…じゃ、行かせてもらいます」


「やったーっ!!!!安元くん、どこ行きたい?何食べたい?俺、どこでも連れてっちゃう」


俊さんは俺の腕に抱き着いてきて、キャッキャッとはしゃいでる。


…女かよ。


つーか、小中とそっくりだし、小中がくっついてるみてぇ。


そう思ったら、昨日のバスでの出来事を思い出して、ちょっと冷や汗がでた。







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