【完】君しかいらない
昨日…


ちょっとうたた寝して、目を開けたら…目の前に小中の顔があった。


自分が今どこにいるのか、一瞬のうちに色々考えて。


バスに乗ってるんだって理解するまでに、しばらく時間がかかった。





目の前の小中は小さく寝息をたてて、気持ちよさそうに寝てたっけ。


俺にもたれてたし、この体勢はちょっと…と思って体をずらしたら、何を思ったか腕にギュッとしがみついてきた。


で…。


「あっくん…お願い、嫌いにならないで…。ずっと側にいてよ…」


って、泣きそうな声で呟くから…。


俺は………。






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