【完】君しかいらない
一番嫌いなタイプの人間なのに、


何でだろうな…。


すごく、気になる。


今だって…俊さんとしゃべる小中の、コロコロとすぐに変わる表情に、つい目がいってしまう。


見るつもりなんて、全然ないのにな。








「安元くーん!助手席に乗って?お兄ちゃんと色々喋りなよ」


俊さんの車の側まで行くと、嬉しそうに小中が俺を見てくる。



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