【完】君しかいらない
「この服さ、一緒に買いに行って。でも結局一回も袖通さずにずっとクローゼットに入ってたやつだから。服に罪はない!!俺も着れるかな~と思ってとっといたんだ」


お兄ちゃんってすごい。


あたしならすぐに捨てるな…。


…ん。


どうかな。


もしあっくんと別れても、あの時計は…捨てられないかも。


そこまで考えて、ハッとした。


あたし何考えてるんだろ!!!


あっくんと別れるわけない。


別れるわけなんて、ないんだから…。







< 604 / 1,444 >

この作品をシェア

pagetop