【完】君しかいらない
俺のことを……オトコだって、意識しないのなんて
愛梨ちゃんぐらいだから。
ああ……まさかこの俺が、オンナのことで悩む日がくるとは、思ってもみなかった。
1番街の駅で降りて、展望台に上ってみたり、その中に入ってるカフェでジュース飲んだり。
あとは適当にしゃべりながら、ブラブラしてた。
…これが毎日ならなー、幸せなんだけど。
俺はずっと一緒にいたいけど、愛梨ちゃんは16時になるとあっさりこう言った。
「奏太くーん、じゃああたしそろそろお兄ちゃんのマンションに戻るね」
「おう」
全然名残惜しそうじゃないその顔が、ニクい。
愛梨ちゃんぐらいだから。
ああ……まさかこの俺が、オンナのことで悩む日がくるとは、思ってもみなかった。
1番街の駅で降りて、展望台に上ってみたり、その中に入ってるカフェでジュース飲んだり。
あとは適当にしゃべりながら、ブラブラしてた。
…これが毎日ならなー、幸せなんだけど。
俺はずっと一緒にいたいけど、愛梨ちゃんは16時になるとあっさりこう言った。
「奏太くーん、じゃああたしそろそろお兄ちゃんのマンションに戻るね」
「おう」
全然名残惜しそうじゃないその顔が、ニクい。