【完】君しかいらない
恋する気持ち
~愛梨side~



今、バイトの帰り。


電車を降りて、お兄ちゃんのマンションまでの道を歩いてる。


真っ暗で危ないからって、奏太くんが毎日電話をくれるんだよね…。


一人で歩くには怖いし、つい奏太くんの優しさに甘えてしまう。







「えーっ!ホントに!?」


『そーなんだよな。びっくりだろ?』


「あの安元くんが?へぇーっ!!」


なんと、あの安元くんに!


女の子の友達が、できたらしい。


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