【完】君しかいらない
「あのね…奏太くんって、何色が好き?」
「え、俺!?そだなー…黒かな」
「黒!?」
「え…じゃあ、紫」
「紫!そっかぁ…そーなんだ?」
なんだ、なんだ?
「なんでそんなこと聞くわけ?」
「あのね、今…あっくんへのプレゼント選んでて。
あっくん、赤が好きなんだけどね。在庫がないから、男の子って何色が好きなのかなー…って」
んだよ…。
あっくんかよ。
相談にのってるし?
しょうがないってわかってる。
だけどやっぱ、おもしろくない。
「ピンクとか!」
「えっ!?」
「普段買わない色だし、新鮮でいーかも」
「ピンク…かぁ…」
愛梨ちゃん、迷ってる。
俺もイジワルだよな。
優しくするフリして、あっくんのことになると、嫉妬でどうかなりそうになる。
「え、俺!?そだなー…黒かな」
「黒!?」
「え…じゃあ、紫」
「紫!そっかぁ…そーなんだ?」
なんだ、なんだ?
「なんでそんなこと聞くわけ?」
「あのね、今…あっくんへのプレゼント選んでて。
あっくん、赤が好きなんだけどね。在庫がないから、男の子って何色が好きなのかなー…って」
んだよ…。
あっくんかよ。
相談にのってるし?
しょうがないってわかってる。
だけどやっぱ、おもしろくない。
「ピンクとか!」
「えっ!?」
「普段買わない色だし、新鮮でいーかも」
「ピンク…かぁ…」
愛梨ちゃん、迷ってる。
俺もイジワルだよな。
優しくするフリして、あっくんのことになると、嫉妬でどうかなりそうになる。