【完】君しかいらない

俺のとなりにいた社員さんがやたらとニコニコ笑ってる。


「残念だけど、今日でクビ!!明日から来なくていーから」


えーーーーーーっ！


…マジっスか。


バイトひとつもまともにできなくって、


愛梨ちゃんにまで迷惑かけて


…ホント俺って、ダメなヤツ。








なんてな。


そんなことで落ち込む俺じゃない。


時間空いたし、すぐに調べに行くとするか！



「お世話になりました～」


笑顔で社員さんに別れの挨拶をすると、辞めろってマジで言ったんじゃなかったのか、社員さんの方が焦ってた。


だけど今からやることあるし？


俺は気にも留めず、その場を去った。