【完】君しかいらない
ふたりで外に出ると、門の外に外車が停まっていて、


エンジンかけたまま、中でオッサンは爆睡してた。


「寝てんな…」


「徹夜でパパも疲れてたのね。奏太は…?眠くないの?」


「眠いけど…」


「それじゃ、ウチで少し寝ていったら?」


「んー…そうしたいけど、やめとく」


俺がそう言うと、ユーリはガッカリしてる。







「そうだよね…」


「うん。俺、愛梨ちゃんに誤解されるよーなことはしたくねーし」


今のこの状態だって、誰かに見られれば、あらぬ噂をたてられる可能性だってある。




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