【完】君しかいらない
俺はつい理屈っぽくなるから、
こういうのを見て、素直に喜べないし、なんの感動もない…。
自分でも思うけど、つまんねーヤツ。
こんな俺と一緒にいて、司はホントに楽しいのか……。
「こぼれてる…」
花火に見とれてる司を見ると、手に持ってるカキ氷のカップの淵から、温度差でできた水滴がポタポタと垂れていた。
しかも、手に提げてるカバンの中に…。
「キャッ、あたしってバカ…ああっ、塾のテキストが…」
今日もらったばっかりのプリントと、塾のテキストは、水滴でフニャフニャになっている。
…鈍くさいヤツ。
「ブッ…」
こういうのを見て、素直に喜べないし、なんの感動もない…。
自分でも思うけど、つまんねーヤツ。
こんな俺と一緒にいて、司はホントに楽しいのか……。
「こぼれてる…」
花火に見とれてる司を見ると、手に持ってるカキ氷のカップの淵から、温度差でできた水滴がポタポタと垂れていた。
しかも、手に提げてるカバンの中に…。
「キャッ、あたしってバカ…ああっ、塾のテキストが…」
今日もらったばっかりのプリントと、塾のテキストは、水滴でフニャフニャになっている。
…鈍くさいヤツ。
「ブッ…」