【完】君しかいらない
ふたりの仲が進展したとしても、あっくんの心まであの人に奪われるはずがない。
今なら、まだ取り返しがつくよね……?
「あのね、お兄ちゃん…あたしにお金貸して?」
「いいよ。いくら?俺も給料前だから、1万ぐらいまでなら貸せるかな……」
「違うの……え…と100万……」
「えー、100円でいいの?………ん、100万っ!?」
お兄ちゃんが驚くのも当たり前。
そんな大金……なにに使うのかって、話だよね……。
「愛梨……なに言って……」
「お兄ちゃん、お願いっ!!!なにも言わずに、貸して!?」
「そう言われてもなー。今年就職したばっかでさ、ボーナス1回しかもらってないし。全然貯まってないよ……」
「そうなんだ…………」
今なら、まだ取り返しがつくよね……?
「あのね、お兄ちゃん…あたしにお金貸して?」
「いいよ。いくら?俺も給料前だから、1万ぐらいまでなら貸せるかな……」
「違うの……え…と100万……」
「えー、100円でいいの?………ん、100万っ!?」
お兄ちゃんが驚くのも当たり前。
そんな大金……なにに使うのかって、話だよね……。
「愛梨……なに言って……」
「お兄ちゃん、お願いっ!!!なにも言わずに、貸して!?」
「そう言われてもなー。今年就職したばっかでさ、ボーナス1回しかもらってないし。全然貯まってないよ……」
「そうなんだ…………」