【完】君しかいらない
「そうだよ。それに……なんでいきなりそんなこと……」
「あっくんが……あっくんのお父さんが、借金があるって前に言ったでしょ?……そのせいで、あっくんが……」
あたしは必死に説明しようとしたけど、涙がこぼれそうになったから、グッとこらえた。
泣かない……泣かないって決めたから……。
「あっくんが……って、だからって愛梨がお金を貸したら、解決する?しかも100万ぐらいじゃ…多分足りないんじゃない?」
「わかんない……」
あたし……子供みたい。
お兄ちゃんに頼って、泣くのをこらえて……
結局、自分じゃ……何もできない……。
こんなあたしだから、あっくんはイヤだったんだよね。
あたしはいつも、人を頼ろうとする……。
「あっくんが……あっくんのお父さんが、借金があるって前に言ったでしょ?……そのせいで、あっくんが……」
あたしは必死に説明しようとしたけど、涙がこぼれそうになったから、グッとこらえた。
泣かない……泣かないって決めたから……。
「あっくんが……って、だからって愛梨がお金を貸したら、解決する?しかも100万ぐらいじゃ…多分足りないんじゃない?」
「わかんない……」
あたし……子供みたい。
お兄ちゃんに頼って、泣くのをこらえて……
結局、自分じゃ……何もできない……。
こんなあたしだから、あっくんはイヤだったんだよね。
あたしはいつも、人を頼ろうとする……。