【完】君しかいらない
「すぐ戻ってくるから!」って言い残して、お兄ちゃんは玄関を出ていった。
……はあ……。
こんなとき、お兄ちゃんといると……なんか、すっごく疲れる。
なんでだろう……。
優しいし、あたしのためを思ってくれてるのに……。
こんなときは……。
あたしはふと、ある人の顔を思い浮かべた。
……はあ……。
こんなとき、お兄ちゃんといると……なんか、すっごく疲れる。
なんでだろう……。
優しいし、あたしのためを思ってくれてるのに……。
こんなときは……。
あたしはふと、ある人の顔を思い浮かべた。