【完】君しかいらない
そこで、依子の声は聞こえなくなった。
あたしから……電話を、切ったんだ。
依子からは、もう電話はかかってこない。
……あっくんが昨日あの人とどうなったかなんて……あたしにはもう関係ない。
そうは思うのに、そのことを考える度に、あたしの胸はズキズキと痛くなる。
だけど……依子が、
今からでもあっくんに素直になって、自分の気持ちを伝えれば…
なにも遅いことなんてないよね?
優しい依子……
大切なあたしの親友とあっくんが、
あたしのことを少しでも気にせずに……、
ふたりが幸せになれればいいなって…そう思うんだ。
あたしはどう思われてもいいから……
依子が、あっくんの支えになってあげて……。
ホントは……
あたしがなりたかったよ……。
だけど、なれなかった……。
あたしから……電話を、切ったんだ。
依子からは、もう電話はかかってこない。
……あっくんが昨日あの人とどうなったかなんて……あたしにはもう関係ない。
そうは思うのに、そのことを考える度に、あたしの胸はズキズキと痛くなる。
だけど……依子が、
今からでもあっくんに素直になって、自分の気持ちを伝えれば…
なにも遅いことなんてないよね?
優しい依子……
大切なあたしの親友とあっくんが、
あたしのことを少しでも気にせずに……、
ふたりが幸せになれればいいなって…そう思うんだ。
あたしはどう思われてもいいから……
依子が、あっくんの支えになってあげて……。
ホントは……
あたしがなりたかったよ……。
だけど、なれなかった……。