【完】君しかいらない
「たっだいまー!愛梨、愛梨ぃ~!見て見て。アイスに当たりが出た!」
お兄ちゃんが、そんなことを叫びながら帰ってきた。
「…あたし、いらない」
さすがのあたしも、今はアイスのことなんて、どうでもいい。
ただ、あっくんに振られた日よりも、今日の方がこたえた。
自分から相手を突き放すのって…
すごくエネルギーがいる。
「なんで!?」
「ん…と。まだ気分悪い…」
あたしは布団にもぐりこみ、頭から布団をかぶった。
「そ…か。じゃあ、食べたい物が浮かんだら、すぐに言えな?
あっ、喋るのがしんどいなら、メールでいいからな?」
「うん…ありがと…」
お兄ちゃんが、そんなことを叫びながら帰ってきた。
「…あたし、いらない」
さすがのあたしも、今はアイスのことなんて、どうでもいい。
ただ、あっくんに振られた日よりも、今日の方がこたえた。
自分から相手を突き放すのって…
すごくエネルギーがいる。
「なんで!?」
「ん…と。まだ気分悪い…」
あたしは布団にもぐりこみ、頭から布団をかぶった。
「そ…か。じゃあ、食べたい物が浮かんだら、すぐに言えな?
あっ、喋るのがしんどいなら、メールでいいからな?」
「うん…ありがと…」