【完】君しかいらない
「…はぁ」


ため息をついて、また部屋に戻る。


こんなことなら、バイトに行った方が余計なこと考えなくてよかったかも…。









お昼になってもお腹が空かない。


そういえば、朝も食べてなかったっけ…。


夕方までボーッとテレビを見て、お兄ちゃんが帰るのを、ただ待つだけ…。


途中で何度かお兄ちゃんからメールが入ったけど、


うん、とか…はーいしか返事しなかった。


そしたら電話をかけてきてくれたんだけど、なんだか喋る気になれなくて、


電話には出なかった。


夜になって、お兄ちゃんが帰ってきた。










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