空っぽの家
義姉は、ススめもしないのに、新築の我が家へ入り込みながら、ちらりと靴箱を開ける。
とりあえずあたしの靴は6足ほど。
レインシューズに、冠婚葬祭用。
動く時用のスニーカー。
ブーツ。
普段履きの、シンプルな靴。
サンダル。
「ああ、そうだ。底のほうに靴も入ってるから」
義姉の靴は、良くて1万円前後、主には2~3千円のもの。
それはいい。
あたしだってスニーカーと冠婚葬祭用はそんなものだ。
サンダルなんか980円だった。
服をごそっとのけてみて、のぞいてみる。
やっぱり・・・
趣味が合わない。
おまけに手入れが悪いので、とてもじゃないけど、他人様に差し上げるほどのものは一つもないように見える。
とりあえずあたしの靴は6足ほど。
レインシューズに、冠婚葬祭用。
動く時用のスニーカー。
ブーツ。
普段履きの、シンプルな靴。
サンダル。
「ああ、そうだ。底のほうに靴も入ってるから」
義姉の靴は、良くて1万円前後、主には2~3千円のもの。
それはいい。
あたしだってスニーカーと冠婚葬祭用はそんなものだ。
サンダルなんか980円だった。
服をごそっとのけてみて、のぞいてみる。
やっぱり・・・
趣味が合わない。
おまけに手入れが悪いので、とてもじゃないけど、他人様に差し上げるほどのものは一つもないように見える。