**最後の恋**






「雪、おつかれ」

「透子もおつかれ」


彼女の名前は比嘉山雪(26)
入社式の時からの付き合い
気が合う友人の1人


「雪、私に話があるんじゃないの?」

「やっぱ分かちゃったか」

「分かるよ」

「私に彼がいる事は話したでしょ」

「うん、外資の彼でしょ」

「そう」

「それで?」

「彼にプロポーズされたの」

「良かったじゃない」

「そうなんだけど
彼、NY本社に行く事になって
私に結婚して一緒に行ってくれないかって」

「雪はどうしたいの?」



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