**最後の恋**
「私達、大学4年から付き合ってる
今までいろんな事があったのよ」
「うん」
「一緒に行きたい気持ちはある
でも、今仕事が楽しくなってきたのよ」
「確かに、私達でも徐々にではあるけど
大きなプロジェクトに携わる事が出来る
任せてもらえるようになるのも
きっと夢じゃない」
「そうなのよ、それなのに・・・」
「雪、悩みに悩んで答えを出しなさい
後々、彼のせいにしないように」
「そうだよね、悩んでいいんだよね
迷ってもいいんだよね」
「いいよ、雪の人生でもあるんだから」
「ありがと、透子に言ってよかった」
「私は聞く事しか出来ないけどね」
「そんなことない
何かあったら透子も言ってね」
「うん」
「じゃ今日は飲むぞ」
「お~」