Alice§another world§


「あぁ。そんなモンaliceに想いを
伝えたときから出来てるよ。」


な、alice?と顔を覗けば
コクリと頷いた。


「...そうか。なら、俺は
何もいわねぇ。精々幸せに
なりやがれ。」

と、捨て台詞を吐いて立ち去ろうと
する帽子屋。

あ、そうだ。と、忘れ物を思い出したかの
の様に踵を返した帽子屋は、

「チェシャに飽いたら、僕の元へ。」

と、いい残し去っていった。



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