一匹狼×一匹狼

「弥上、入っていい?」

「おぅ」

花幸が俺の部屋に入ってきた。

「ごめん。迷惑かけて」

「気にすんな。てか寝てなくていいのか?」

「もう大丈夫」

そう言う花幸の額に手を当てたら、まだ熱かった。

「寝てたほうがいい」

「本当にごめん。迷惑ばっかりかけてるね」
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