こうもり女
悪魔と忍者
只今営業部の朝礼中
今ほど記憶を消し去りたい、嫌自分が消えてしまいたいと思ったことはない
時間をさかのぼること1時間…
朝の掃除を終え自分のデスクに座り、まだ若干重さが残るこめかみを揉んでいると
「二日酔いですか?
てことはまたフラれたんですね」
『おはようございます』とヒョコッと顔を出したのは、1年後輩の河島亜子(カワシマアコ)
綺麗なストレートの黒髪をサイドにゆるくひとつに束ねた、いかにも大人しそうなめがねっ子
会社で唯一友達と呼べる子
実際大人しい性格なのだか、私にはちょいちよい毒を吐く…
「アコちゃん、『また』ってどういう意味よ?」
わざとちょっと睨む
「あ、すみません!あの、その、えっと…」
あたふたと焦る姿が小動物みたいで可愛くて、ついからかってしまう
フフッ
思わず吹き出すと、『もう!からかうのやめて下さい』って、頬をプゥ~と膨らます姿がこれまた可愛い
『ごめん、ごめん♪』なんて笑いながらやり取りしていると…
今ほど記憶を消し去りたい、嫌自分が消えてしまいたいと思ったことはない
時間をさかのぼること1時間…
朝の掃除を終え自分のデスクに座り、まだ若干重さが残るこめかみを揉んでいると
「二日酔いですか?
てことはまたフラれたんですね」
『おはようございます』とヒョコッと顔を出したのは、1年後輩の河島亜子(カワシマアコ)
綺麗なストレートの黒髪をサイドにゆるくひとつに束ねた、いかにも大人しそうなめがねっ子
会社で唯一友達と呼べる子
実際大人しい性格なのだか、私にはちょいちよい毒を吐く…
「アコちゃん、『また』ってどういう意味よ?」
わざとちょっと睨む
「あ、すみません!あの、その、えっと…」
あたふたと焦る姿が小動物みたいで可愛くて、ついからかってしまう
フフッ
思わず吹き出すと、『もう!からかうのやめて下さい』って、頬をプゥ~と膨らます姿がこれまた可愛い
『ごめん、ごめん♪』なんて笑いながらやり取りしていると…