短編集


和泉がからかわれてる間に、白羽も女子から質問攻めに。


「で、天使は彩喜のコトどうなワケ?」

「……え?どうって……?」

「気になる〜とか、ちょっぴりかわいく見えた時があったとか、ぶっちゃけ好きとかさ〜」

「好きってそれは……」


小さな声になっちゃう。


「それは……まだないよ……」


やや下を向いて恥ずかしそうに言う白羽を見て、その場を見ていた人は男女関係なくやや顔を赤くして思った。


(天使ヤバいかわいい……)


ちなみに和泉も例外でなく、声は聴こえずともバッチリ顔は見ていたため、真っ赤になっていた。


「……やっぱかわいい……」

「それを言うお前がなんとなくかわいく見えてきたぜ……」

「なぜに!?」


(……コイツ天使に恋してる!かわい〜!)


さらにこのことでからかわれることが増えた彩喜くんだった。
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