【完】ラブ・ビーム
「そーだった。さくらちゃん」
ヤンキー金髪が言うと、先生っぽい人が、
「三浦さん、静かにして下さい」
と、注意した。
「うぃーっす」
先生が話し始めると、後ろのヤンキー金髪は寝始めた。
登校初日で寝るって、どんだけ寝不足なわけ?
机に突っ伏してるから手が時々当たって何か恥ずかしかった。
ぷよぷよしてないかな?とか。
「バイバイ、怜伊」
「バイバイ、さくら」
その日は遊ぶこともせずに、普通に家に帰った。