【完】ラブ・ビーム
-夜の見回り。
「おやすみ、さくら」
「頑張ってね、怜伊」
お風呂に入って自分達で敷いた敷き布団に転がったさくら。
あたしも寝たいよ。
そう思いながら、自分達の部屋から出た。
今からウロチョロしてる人がいないか実行委員で見回り。
あたしは三浦と全員いるか自分のクラスの部屋全部に聞いて、いない人を探す。
何故か三浦と約束した集合場所はお風呂場の前。
アイロンするのに
誰も来なさそうだからって事で、
三浦が決めた。
「あ、宮井」
お風呂場の前でキョロキョロしてると、
隠れたところのコンセントの前で
前髪にアイロンをかけている三浦がいた。
スウェット姿で私服を見たのは初めてだった。
私服っていうかただのパジャマ代わりなんだけど。