【完】ラブ・ビーム
06『椿姫VSさくら』
「ふ~~~………」
机に突っ伏してるあたし、宮井怜伊。
中学の頃から変わってないんだけど、
また明星を見て寝不足。
ほんと、変わってないな。
「怜伊?起きてる~?」
あ、さくら。
顔を上げたら、さくらはあたしの机の横にチョコンと座った。
可愛い。
チワワみたい。
「どうしたの?」
「今日ね!!駅前にアイス専門店が出来たの!
テレビとかネットでも評判でさ。
よかったら、怜伊、一緒に行かない?」
パンッと手を叩いて言い切った。