恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
今更、紫苑の居ない捜査一課は考えられない。


まだ、私たちは出会って日が浅いのに…何だかずっと前から一緒にいるような感覚に陥っていた。


紫苑はなくてはならない私の存在であるようなそんな気がして仕方がない。



「…毎晩…拒む私に愛想尽かしてないのか?」


「…どうして?」


「私は紫苑よりも年上なのに…子供みたいに駄々を捏ねて…逃げてる…世の年上女子はそうじゃあないだろ?男をリードする立場に…」



「年下の俺がリードしたらダメなの?」


「///」


「そろそろ…ダメかも。今夜は辺りは襲うかもしれない…」


「襲う??」
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