恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
俺と心愛は邸宅に向かって車を走らせる。
「心愛はマロングラッセ知ってるの?」
「ああ~最初に遭遇した事件の犯人がマロングラッセだった。ヤツは見事に大手の骨董屋から…由緒ある四谷焼きの壺を盗んだ。時価3千万だ」
「ええ~っ!?」
マロングラッセの正体を知る栗原を野放しにしてていいのか?
「紫苑は知らなかったのか??」
「知らなかった…」
「なぁ?紫苑」
信号待ちで車は停まる。
FMラジオから流れる曲はアイドルユニット『OZ』の新曲。
「…紫岐は私の父親を殺したのは自分の師匠だと言っていた…殺しは警察内部の指示だと…」
心愛は紫岐の言葉を憶えていた。
「心愛はマロングラッセ知ってるの?」
「ああ~最初に遭遇した事件の犯人がマロングラッセだった。ヤツは見事に大手の骨董屋から…由緒ある四谷焼きの壺を盗んだ。時価3千万だ」
「ええ~っ!?」
マロングラッセの正体を知る栗原を野放しにしてていいのか?
「紫苑は知らなかったのか??」
「知らなかった…」
「なぁ?紫苑」
信号待ちで車は停まる。
FMラジオから流れる曲はアイドルユニット『OZ』の新曲。
「…紫岐は私の父親を殺したのは自分の師匠だと言っていた…殺しは警察内部の指示だと…」
心愛は紫岐の言葉を憶えていた。