恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
長い黒いコートの裾を翻して、コンテナの上から男は飛び降りてきた。



地面につきそうな長い黒のコートを纏い、左手には黒のリボルバー・・・


俺は慌てて銃を構えた。



長い前髪が見える紫紺の瞳が俺を威嚇するように光る。



ヤツの銃はサイレンサー付き。
撃っても弾丸の放たれた音は訊こえない。



「震えてるぞ・・・」


低い声が皮肉げに訊こえてくる。



「!?」


ヤツはコートの中に銃を収めた!?



俺が撃たないと思ってるのか??


舐めやがって…


俺は銃をヤツにめがけて発砲した。


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