恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「くっ・・・」



俺は腹を押さえて、呻く。



銃は俺が飛ばされた衝撃で、手元から離れた。


俺の銃を男が持っていた。


コンテナに右肩を強打。身体の内側からポキッと鎖骨の折れる音を訊いた。



腹と肩に激しい痛みが俺の動きを封じる。



「!!?」


男は俺の額に冷たい銃口を押し付けた。



俺は殺されるーーー・・・


ヤツが引き金を引けば間違えなく…死ぬ。


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