【d.p】
審査はかなり厳しいらしい。

彼女は薬の販売価格を見て驚いた。

まず茶色の小粒の薬を購入する。この薬が基本となる鎮痛剤みたいだ。

そして後に体に苦痛を感じた時に飲む薬として、緑色の丸い薬を購入しなければならない。

これがセット売りにされているのだが、万単位として値段は出ていた。

買うのを止めようかと思ったものの、どうやら高いのは茶色の薬だけらしい。

後から飲む緑色の薬は、まとめて買っても安いものだった。

悩んだ末、効き目を信じて購入することにした。

お金を振り込んで数日後に、薬は届いた。

早速茶色の小粒の薬を飲んだ。

そろそろ体調が悪くなり始める時だったので、祈る気持ちで飲んだ。

体調が悪くなりやすいせいで、会社は休みがちで、周囲の人々からはいい顔をされていなかった。

仕事を精一杯やっても、休みがちでは意味がない。

分かっていても、自分ではどうにもならないのがイラだっていた。
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