死刑囚と犬
時々立ち止まり
マーキングをするララ。


心の靄が晴れていく。


ララと一緒に
歩を進める度に


心が軽くなっていく。


「時間だ」


警護の男が短い言葉を発した。



ララと男は見つめ合い


芝生の残り香を
心に詰めて


二人は部屋へと
帰って行った。

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