死刑囚と犬
悲しかったが次第に慣れて行った。


卑屈に生きれば
問題ない。


中学に上がるころには
そう思えるようになっていた。


相変わらず勉強もスポーツも
ダメだった。



おまけに性格も暗くて
友達なんか一人もいない。



唯一の慰めと言えば

そうだな…


本を読む事ぐらいだった。


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