摩天楼Devil
ふと、あることを思い出した。
「あれ?確か、ミネラルウォーター……」
失礼だとは思ったけど、台所に行って、冷蔵庫を開けてみた。
「やっぱり……」
ミネラルウォーターの1.5リットルサイズが、2本入ってた。
この間料理をしたときに、中に2本。
たぶん、ストックだ。
冷蔵庫のすぐ横に、買い物袋に入った、このミネラルウォーターが、ちゃんと置いてあった。
「なんで?」
――聞かれたくなかった?
お母さんの話、したくないから、出ていったのかも……
「そうだよね。ただでさえ、企業の創始者で有名なおウチだもん。嫌だよね。根掘り葉掘り聞くつもりはなかったけど、ね」
テーブルに戻り、宿題を開始した。
しばらくして、篤志さんは帰ってきた。
「妃奈、少しは進んだか?あ、これ土産」
「あれ?確か、ミネラルウォーター……」
失礼だとは思ったけど、台所に行って、冷蔵庫を開けてみた。
「やっぱり……」
ミネラルウォーターの1.5リットルサイズが、2本入ってた。
この間料理をしたときに、中に2本。
たぶん、ストックだ。
冷蔵庫のすぐ横に、買い物袋に入った、このミネラルウォーターが、ちゃんと置いてあった。
「なんで?」
――聞かれたくなかった?
お母さんの話、したくないから、出ていったのかも……
「そうだよね。ただでさえ、企業の創始者で有名なおウチだもん。嫌だよね。根掘り葉掘り聞くつもりはなかったけど、ね」
テーブルに戻り、宿題を開始した。
しばらくして、篤志さんは帰ってきた。
「妃奈、少しは進んだか?あ、これ土産」