摩天楼Devil
――あれ? 意外な反応。機嫌いいのかしら?


「そ、そうですか。ありがとうございます」


敬語で謝り、早く放してもらおうと思った。


「放してほしかったら、大人しくしてようね」


「と、藤堂さん……?」


唖然としてると、急に視界が高くなる。


って、ええ!?


抱き上げられたかと思えば、机に乗せられる。


「と、とう、ど……さんンッ」


そして、二度目のキスをされた。



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