摩天楼Devil
《だめよ。ワンピースなんてまた、新しいものが発売されるわ。それまで頑張ってお金を貯めればいいじゃない》
と、天使。
――そうよね。どうせまた、違うの欲しくなっちゃうわよね……
《限定物なんて二度と手に入らないよ~。絶対、見ることも叶わないぜぇ》
――黙れ、悪魔!
《限定だからって何!?大事にしてたファーストキス奪った、憎き相手のためにバイトする気!?》
――そ、そうだよね。天使ちゃん!
《真悠子も驚くだろうなぁ。発表前のサンプルだぜ。真のファンなら、店頭に並ぶものより、価値あると思うけどなぁ》
――ヤバイ。私の中の悪魔と、篤志さんの顔が重なる。
「どうするんだ?……妃奈」
うぅ、まだ天使と悪魔は戦う。
と、天使。
――そうよね。どうせまた、違うの欲しくなっちゃうわよね……
《限定物なんて二度と手に入らないよ~。絶対、見ることも叶わないぜぇ》
――黙れ、悪魔!
《限定だからって何!?大事にしてたファーストキス奪った、憎き相手のためにバイトする気!?》
――そ、そうだよね。天使ちゃん!
《真悠子も驚くだろうなぁ。発表前のサンプルだぜ。真のファンなら、店頭に並ぶものより、価値あると思うけどなぁ》
――ヤバイ。私の中の悪魔と、篤志さんの顔が重なる。
「どうするんだ?……妃奈」
うぅ、まだ天使と悪魔は戦う。