恋の気持ち発生中

するといきなり桃華が口を開いた


「私が思うになんだけどさ」


「うん、どうした?」


「多分、岡本　あんたの事好きだよ」


「はぁぁああ!?　そ、そそ、そんなわけないじゃん!!!　ありえないよ!!!」


私は突然のことで思わず声を荒げてしまった


「ちょっと!もしもの話だよ?」


「へ?　あ、あぁ、そうだよね。もしもだもんね。」


そうだよね、もしもの話だもん。
うん、もしもの話だよ、そんなのありえない。絶対に。
ちょっとだけ、ショックかも……。

顔にショックな表情が出ていたのか、桃華がからかってきた。


「あれあれぇ～?　もしかして、もしもの話って聞いたらショック受けましたぁ?」


なんともムカつく言い方で聞いてくる桃華、でも図星だったため
何も言えずに俯いていると


「はっは～ん、図星ってわけですかｗ　分かりやすいなぁ(笑)」


「んぅ……うるさいなぁ。　ちょっとだけだし」


私は少し涙目にしてみた、すると桃華は焦った様子で。


「ちょ、ごめん。　泣くとは思ってなかったｗ」


え、すぐに謝ってくるとか想像してなかったｗｗ
なぜか申し訳なくなってしまい


「あぁ、えっと…。　えぇっと、ごめん!!」


私が頭を下げて謝ると桃華は、笑った

え、なんで?私の頭の中は疑問でいっぱいだった。


「あはははｗｗ　やっぱりあんたって単純だねｗｗｗｗ」


「ちょっと!!　単純ってどういうことよ!」


「だって私がすぐに謝った途端に頭下げてくるんだよ?　
あんたは頭の中で、私はすぐに謝らないと思ってたから謝られたときめっちゃ焦ったでしょ?」


まさにそうだった、謝ってくるはずがないと思っていたからだ。