∮ファースト・ラブ∮ *sugary*【番外編】
…………それにしても…………。
麻生先輩の言っていた『つづき』ってアレのことだよね?
…………えっち。
ぐっは!!
自分で思って自分で恥ずかしくなったよ!!
麻生先輩の『つづき』発言は、あたしが人間になれた直後だった。
……砂浜に押し倒された時に、鎖骨のあたりにキス……されたの!!
とっても身体があつくなったのを覚えてる。
――――でも……鎖骨のキスマークはもうない。
なくなっちゃった…………麻生先輩のシルシ。
それから一ヶ月経つ今になっても、麻生先輩はあたしに何もしてこない。
ただ……キスされるだけ…………。
――――麻生先輩とえっちしなくてほっとしている反面、悲しくなる。
ほっとしているのは……麻生先輩は経験豊富で、いろんな女の人と関係を持ってるから、あたしの裸見て幻滅されるのイヤだから。
だって、あたし……胸……ない…………。
だから麻生先輩は、ぜんぜん楽しくないと思うの。
悲しいのは……やっぱり子供なあたしには興味ないんじゃないかって思うから。
麻生先輩の側にずっといれるなんて保障は……どこにもないんだ。
ねぇ、麻生先輩、あたしはいつまであなたの隣にいることができますか?
――――知らなかった。
両想いになっても、こんなに苦しいんだね。