これが恋だとするならば・・・
あれから3週間もたってるってのに、


”セナセンパイ”の話題が
うちのクラスではメジャーになっている。



まあ、
あれだけの爆弾を
落としていけば
当たり前でもあるケド、



瀬名先輩相手に目を
輝かせるミキちゃんは
変わってる。




セナセンパイ、カッコヨカッタネ、
キャーキャー、ミサトガウラヤマシー



なんていっちゃう
クラスの女子もみんな変わってる。




だから私が
おかしいわけじゃなくて、
皆の感性がおかしいのよ。




「ってか、



ミキちゃん!


次移動じゃん!!


あと3分しかないよ!!」



「あー、ホントね。
こりゃゆっくりしてたら遅刻だね。」


「えっと、理科?理科だっけ!!?」


「うん。視聴覚室。」


「ヤッバ!!」


ミキちゃんは、
落ち着いた様子で、
準備していた。


ちなみに私は、
教科書を必死で探している。




自分、要領ワルスギ!!
我ながらやになるぐらい・・・。




「ほらー。智里行くよー??」
「ちょ、ま、まって!!

ノートが・・・。

あっ!!ノート貸してたんだ!!」



マユちゃんに・・・・・・。


言いかけて口をつぐむ。


前にもこんなことあった気がするなぁ・・・。
いろんな意味で・・・。




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