あたしと君とソレ。

常連のお客様

最近、このお店に常連客が出来ました。



「おじいちゃん、今日も来てるね」


「そうだね、ありがたいありがたい」




そう言っておじいちゃんは嬉しそうに微笑むと早速注文を取りに行った。



「ぼくいつものね!」



手を高々と上げ、慣れた口ぶりでおじいちゃんに注文をする彼はここ最近の常連さんだ。


お洒落な格好をしたお母さんと必ず土曜日にこのお店へとやって来ては、彼は「いつもの!」と注文をする。