あたしと君とソレ。


店内に広がる甘い香りは、あたしの手元と彼の手元から漂い、

まるであたしと彼を繋ぐ赤い糸のよう。



目には見えない二人の結び付きを表しているのか。


彼の"いつものソレ"はあたしの"大好きなソレ"。



初めての共感。

初めての感情。

困惑、動揺、喜び、感動、気恥ずかしさ。



さまざまな感情が入り混じって、必死にそれ等をかき消そうとしたけど、









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