あたしと君とソレ。


あたしの手を包み込むおじいちゃんの手は大きくて少しシワシワしてて、
それでもってとても温かかった。



「今日は定休日だから貸切だ」



そう言って笑うおじいちゃんの顔はあたしには眩しかった。









赤く染め上げた道をおじいちゃんと手を繋いで歩いた。

夕日があたし達を照らしあげ、二つの影を作り出す。


大きな影と小さな影。



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