cocoa 上
「…!」
その場所に柳原がいた。
うずくまって泣いている柳原。
俺は無我夢中で柳原に抱きしめた。
驚く柳原。俺は、
「お前が泣くと、困る…」
そう言った。俺のいっぱいいっぱいの気持ち。
柳原が俺の腕を掴む。震えていた。
「中川先輩、私大丈夫です!」
笑って俺から離れる柳原。
顔ひきつってんだよ。お前はどんだけ人に気をつかうんだ?
「…」
無言で柳原の手をつかみ抱きしめる俺。
「中川せん…」
我にかえって俺は柳原から離れる。
泣きはらした目をしている柳原。
泣くな、アイツを想って泣くな…。
何も言えない。言えるわけがない。
だって、親友の好きな奴だから。
その場所に柳原がいた。
うずくまって泣いている柳原。
俺は無我夢中で柳原に抱きしめた。
驚く柳原。俺は、
「お前が泣くと、困る…」
そう言った。俺のいっぱいいっぱいの気持ち。
柳原が俺の腕を掴む。震えていた。
「中川先輩、私大丈夫です!」
笑って俺から離れる柳原。
顔ひきつってんだよ。お前はどんだけ人に気をつかうんだ?
「…」
無言で柳原の手をつかみ抱きしめる俺。
「中川せん…」
我にかえって俺は柳原から離れる。
泣きはらした目をしている柳原。
泣くな、アイツを想って泣くな…。
何も言えない。言えるわけがない。
だって、親友の好きな奴だから。