キミがスキだ
.
「ふーん…」
「違うってばっ!」
「そんなムキになっちゃって
紗羅はほんと可愛いよな」
「えっ!?」
「もう真っ暗だし家まで送るよ」
「そんな、悪いよ
寝ちゃった紗羅が悪いんだし」
「…じゃあ、送らせて?」
こんなふうに言われると弱い
こうちゃんはわかってて
紗羅のことをいじめてくる
まるで付き合ってた頃に戻ったみたい。
「紗羅が嫌って言うならしょうがないか」
「嫌じゃないよっ!」
「それじゃ決定な。門で待ってて。
俺、自転車とってくるから」
「わ、分かった」
こうちゃんのこと、
たくさん傷つけたのに
それなのにこんなに優しくしてくれる
なるがこうちゃんぐらい優しかったら
一瞬頭に過ぎったことが
最低すぎて頭を振った
違う。こんな比べるみたいなこと。
こんなこと考えてる自分が嫌で
走って門に向かった
.
「ふーん…」
「違うってばっ!」
「そんなムキになっちゃって
紗羅はほんと可愛いよな」
「えっ!?」
「もう真っ暗だし家まで送るよ」
「そんな、悪いよ
寝ちゃった紗羅が悪いんだし」
「…じゃあ、送らせて?」
こんなふうに言われると弱い
こうちゃんはわかってて
紗羅のことをいじめてくる
まるで付き合ってた頃に戻ったみたい。
「紗羅が嫌って言うならしょうがないか」
「嫌じゃないよっ!」
「それじゃ決定な。門で待ってて。
俺、自転車とってくるから」
「わ、分かった」
こうちゃんのこと、
たくさん傷つけたのに
それなのにこんなに優しくしてくれる
なるがこうちゃんぐらい優しかったら
一瞬頭に過ぎったことが
最低すぎて頭を振った
違う。こんな比べるみたいなこと。
こんなこと考えてる自分が嫌で
走って門に向かった
.