あきの
あたしと秋野
〜〜〜♪♪
仕事が終わって
家に着いて
こたつに入った瞬間。
知らない番号からの着信。
午前2時。
こんな時間に誰だよ。
なんとなく、
見覚えのある番号だった。
「もしもし?」
「おう。おつかれ。なにしてた?」
「…おう、おつかれ。今帰ってきたとこ」
「まじ?家かー。…遊ぼーぜっ」
「え、寒いからやだ」
「いーじゃん」
「やだよ」
「おまえんちの公園まで行くから、ちょっとでいいから話そ」
「3分で帰るよ」
「あー、わかった。じゃあ3分だけ。また着く頃連絡する。」
3分でいいんかーい。
「わかった。またね」
最初の"おう"ですぐわかる。
特徴的なしゃべり方。
秋野。
あたしの好きだったひと。