サクラの時間【加筆修正中】

「ユウキ兄、大学って楽しい？」


「ああ、楽しいよ。

夢に向かってまっしぐらって感じかな？」


「フフそう…でも・・・」


「・・・ん？どうした？」

ユウキ兄は私を心配そうに見つめる。

その顔に私の胸はキュンとなる。

・・・

「大学生ってさ、

合コンとかしょっちゅうやってるんでしょう？」


私の言葉に、

ユウキ兄は目を見開いた。

・・・でも、

すぐに優しい笑顔に変わった。

・・・

「バカだな？

そんなことしてる暇ないよ。

大学の事とか…

何より、お姫様のナイト役で、

そんなことできない」

そう言ったユウキ兄は、

私の手を握ると、前を向いて歩き出した。