桜の記憶 短編
追憶

目が覚めたら私は白い部屋に居た。

ああ、ここはどこだろう?

わかることは、もうそばに貴方がいないということだけ。

私は一人涙を流した。

もう、あの時代に戻ることはできない。

ただその現実が

切なかった。

苦しかった。

辛かった。

そして後でここが病院だと知った。
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