もっと早く逢えていれば良かった
「みんなにも最後にお礼言いたかったけど昴しかいないから、もうさよならするね」


「綾乃!!今から呼ぶから、なぁ、もう少し待っててくれ!!」


「ごめんね。もう限界みたい…。あとはそこの一番上の引き出し見てね?」


体はもう動かない。
だから目線で机を指した。



「嫌だ!!行くな、綾乃!!」



「笑顔で送り届けて欲しかったな。でも無理か」






今までありがとうございました。



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