もっと早く逢えていれば良かった
あたしの肩がビクッと震える。
怒られた。
昴の鋭い瞳が怖い。


「ごめんなさい……」


「俺は綾乃を“愛してる”分かったか?」


「……分かった」


「だからずっと綾乃の側にいる」


「うん。あたしも」


「じゃあ決定!明日の昼、遊園地な!!」




「……えぇぇぇぇぇ!!」


「じゃ、明日!!」



手を振って出ていった。





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