Purewhite Devil
言葉に困っていると、やっと目の前に駅が見えてきた。
「駅ここですよ」
『ありがとう。乃愛ちゃんが一緒にいてくれなかったらたどり着けなかったよ』
そんな事はないと思う。
伊集院先輩に声を掛けられれば、どんな女性も喜んで案内するだろう。
「伊集院先輩は一番ホームの電車ですね。私は三番ホームなんでここで失礼します」
頭を下げホームへ上がる階段に向かおうとしたら、伊集院先輩に腕を掴まれ驚いた。
『せっかくだから連絡先交換しない?まだこっちに友達がいないから不安だったんだ。良かったら友達になってくれないかな?』
そんな切ない顔でそんな事言われたら断るに断れないじゃん!!
この人絶対確信犯だ。
「――いいですよ」
『ありがとう』
私の言葉にパッと顔を明るくさせた彼と連絡先を交換し、私たちは今度こそお別れをした。
悪い人じゃないけど、なんか疲れた。
「駅ここですよ」
『ありがとう。乃愛ちゃんが一緒にいてくれなかったらたどり着けなかったよ』
そんな事はないと思う。
伊集院先輩に声を掛けられれば、どんな女性も喜んで案内するだろう。
「伊集院先輩は一番ホームの電車ですね。私は三番ホームなんでここで失礼します」
頭を下げホームへ上がる階段に向かおうとしたら、伊集院先輩に腕を掴まれ驚いた。
『せっかくだから連絡先交換しない?まだこっちに友達がいないから不安だったんだ。良かったら友達になってくれないかな?』
そんな切ない顔でそんな事言われたら断るに断れないじゃん!!
この人絶対確信犯だ。
「――いいですよ」
『ありがとう』
私の言葉にパッと顔を明るくさせた彼と連絡先を交換し、私たちは今度こそお別れをした。
悪い人じゃないけど、なんか疲れた。